高島田よりも根を低く結う事から「中高島田」と呼ばれる。
髷が小振なため、高島田よりも、地味な印象。
笄や飾りを付けると「芸子島田」とも呼ばれ、落ち着いた中にも艶やかな印象となる。
※島田髷は、根の部分で一度折り曲げ、いちをつくるのが特長で、根の高さ、飾りによって、名前が変化する。
★髪型の歴史:
江戸時代末期、花柳界の遊女の間で生まれた髪型。島田ものの中では、地味な印象の髪型である事から、京都ではあまり流行らず、明治時代の中期頃に、粋が好まれる東京の芸者に結われた。
★現代:
芸者衆に多く結われている髪型。日本舞踊や芝居など、日本髪の定番として、現代の和装シーンでも最も出番の多い髪型である。